こんにちは。株式会社START&ACTIONの代表を務めております、堤です。
先日、久しぶりに数日間の連休をいただき、故郷へ帰省してきました。静かな時間、懐かしい風景、そして変わらない人たちとの再会。普段の忙しさの中では得がたい、かけがえのない時間でした。
そして、この帰省を通じて、改めて「原点に立ち返ること」の大切さを痛感しました。
忙しさの中で、見失いかけていたもの
起業してからというもの、毎日が決断の連続です。新しい事業の立ち上げ、クライアントとのやり取り、チームのマネジメント…。やることは山積みで、ついつい目の前のことに没頭してしまいがちです。
もちろん、ビジネスの現場ではスピードも大事。目の前の課題をひとつひとつ解決していくことが、会社の成長にもつながります。ただ、ふと立ち止まると、「自分は何のためにこの事業をしているんだろう?」と、原点を忘れそうになる瞬間があるのも事実です。
故郷で感じた「視点の変化」
帰省中、何人かの友人や知人とお酒を飲みながら、いま私が取り組んでいる事業内容や、感じている課題・悩みなどを、ざっくばらんに話してみました。
「最近、どうしてるの?」 「こんなこと考えてるんだけど、どう思う?」
ビジネスの現場ではなかなか話せないような、本音のやり取り。肩書きも立場も関係なく、ただの“昔からの友達”として交わす会話。これが、実に心地よかった。
そして気づいたのです。自分の中にたまっていたモヤモヤが、少しずつ晴れていくのを。話すことで、思考が整理され、「本当にやりたいこと」や「優先すべきこと」が見えてきた感覚がありました。
視点を変えると、世界が変わる
日常の環境に身を置いていると、自分では“当たり前”だと思っていた考え方や判断基準が、実は思考のクセだったり、環境に影響されたものであることも多いと感じます。
たとえば、同じ課題に取り組んでいても、普段のオフィスでは「これは無理だ」と思っていたことが、少し場所を変えただけで「こうすればできるかも」と思えるようになる。人間の脳は、環境や視点によって柔軟に変化するんだなと改めて実感しました。
“少し離れる”という選択の価値
この経験を通じて、私はひとつ確信しました。
それは、「今いる場所」から少し離れてみることが、次の一歩を見出すきっかけになるということです。
何かに迷ったとき、壁にぶつかったとき、無理にがむしゃらに突き進むのではなく、一度立ち止まって、視点を変える。地図を広げて、自分がどこにいて、どこに向かおうとしているのかを確認する時間をつくること。
それこそが、これからの時代に求められる「柔軟さ」や「持続可能な成長」の土台になるのではないかと思います。
START&ACTIONという名前に込めた思い
当社「START&ACTION」という社名には、“まず始めてみること、そして行動し続けること”という意味を込めています。
ただ、それはがむしゃらに走り続けることではありません。時には立ち止まり、見直し、必要があれば方向転換することも含めての“行動”です。スタートする勇気と、行動を更新し続ける柔軟さ。その両方が、これからの変化の激しい社会には必要だと信じています。
みなさんも、立ち止まってみませんか?
今、目の前のことに追われている方がいたら、あえて少し離れてみることをおすすめします。
遠くに行く必要はありません。お気に入りのカフェでも、公園のベンチでもいい。普段と違う空間で、自分と向き合う時間を持ってみる。誰かに話してみる。書き出してみる。それだけで、次の道がふっと見えてくることがあります。
私自身、今回の帰省を通じて、また新たな一歩を踏み出すエネルギーをもらいました。今後のSTART&ACTIONにも、ぜひご期待ください。
引き続き、皆さまのご支援・ご指導をよろしくお願いいたします。