社長

会社設立時の話

今回は当社設立の原点についてお話ししたいと思います。私がこの会社を立ち上げようと決意した背景には、「行動を通じてしか見えてこない新しい世界がある」という確信があります。
自分自身、会社員時代に与えられたタスクを黙々とこなす働き方に違和感を覚えていました。毎日同じことを繰り返すよりも、アイデアを閃いたらまず試してみる、突発的な思いつきでも勢いよく飛び込んでみる──そんなアクションがなければ、心の奥底からわくわくするような価値やアイデアは生まれてこないのではないかと感じたのです。

私は昔から、既存のやり方にとらわれず「もっと面白い仕組みはないか」「こんなサービスがあったら便利じゃないか」と考えると、どうしてもいても立ってもいられなくなるのです。とはいえ、そうした思い付きや試行錯誤を会社員という立場で実行するには、時間やリソース、社内調整などの問題があり、なかなか自由には動けません。やはり自分がすべての最終決定権を持ち、責任も含めて引き受けられる環境を整えたい。そう考えた結果、起業をしたことは自分にとっての必然だと思うようになったのです。

起業後は、何度も迷いや挫折を経験しました。それでも諦めずに挑戦を続けられたのは、「痛みを乗り越えた先に必ず光がある」という感覚が拭えなかったからだと思います。実際、失敗や困難を通じて得た学びは、次のプロジェクトをより強く、より社会的価値の高いものへと成長させる原動力になりました。その過程で出会った多くの仲間や協力者のおかげで、私のアイデアはさらにブラッシュアップされていき、結果として複数の事業を同時並行で生み出す“連続起業家”としての道が開けていったのです。

こうした経験から、私は「行動を起こしたい」「挑戦してみたい」という想いを持つ人を後押しする存在になりたいと考えるようになりました。そこに至るまでは、自分一人の成功だけを考えることもありましたが、いざ仲間と手を取り合って事業を育てる喜びを味わうと、誰かがチャレンジする背中を押すことこそが、社会全体に新たな価値をもたらす近道だと気づいたのです。その思いを社名に込めたのが「START&ACTION」。まず一歩を踏み出し、試行錯誤しながら成長していく──このサイクルがイノベーションを生み、次々と新しいプロジェクトを巻き起こす原動力になるはずだと信じています。

いわば、株式会社START&ACTIONは私自身の“行動第一”というスタンスを形にした企業です。その根底には、「誰もが“どこにもないもの”を持っており、行動を通じて初めてそれが顕在化する」という強い信念があります。会社員時代のフラストレーションや、数々の失敗体験から学んできたことは、結果的に「みんなで新しい価値を創り出そう」と呼びかけるエネルギーへと転化しました。今では新規事業サポートや地域活性、教育・研修分野への挑戦など、私たちにできることをどんどん広げながら、一人でも多くの人が“やりたいことを形にする瞬間”に立ち会いたいと考えています。

事業創造の道は決して楽なものではありませんが、思いもよらない出会いや発想が連鎖して、社会全体を変えていくダイナミズムは何ものにも代えがたい魅力です。そして、その躍動を生み出すカギは常に「最初の一歩を踏み出す勇気」にあります。私自身の原点は、まさにその“一歩を踏み出さずにはいられない”衝動と、それを受け止め合う仲間との出会いから始まりました。株式会社START&ACTIONは、その原点を忘れることなく、これからも新しい世界に向かって行動を続ける挑戦者を全力で支援していきます

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